概要
この記事では、Python のパッケージ・プロジェクト管理ライブラリ uv で単体で動作するスクリプトを作成、実行する方法について解説します。
uv によるスクリプトの実行
依存関係のないスクリプトの実行
スクリプトに依存関係がない場合は、次のように実行できます。
example.py
依存関係があるスクリプトの実行
スクリプトに他のパッケージが必要な場合は、スクリプトが実行される環境にインストールする必要があります。
--with
オプションで動作に必要なパッケージ名を指定します。
example.py
インラインメタデータ形式を使用する
uv では、単一の Python スクリプトの依存関係などのメタデータをスクリプト内に直接記述できる インラインスクリプトメタデータ をサポートしています。
uv add --script <SCRIPT> <PACKAGE>
でスクリプトに使用するパッケージの情報を追加できます。
実行すると、ファイル上部に以下のようにメタ情報が追加されます。
example.py
メタデータを持つスクリプトファイルを実行する場合は、--with
で依存パッケージを指定する必要がなくなります。
Python バージョンを指定して実行
uv run --python <VERSION> <SCRIPT>
でスクリプトを実行する Python のバージョンを指定できます。
example.py
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